恵友会とは
 
                                                                                                                                              
 
      平成30年度を振り返り、新年度に向けて           

 


  昨年4月に理事長に就任して早くも1年が経ちました。

            恵友会の4つの基本方針    
              ①安全・安心して利用できる信頼ある運営
              ②利用者の自己決定支援
              ③質の高いサービスの提供
              ④地域生活における先駆的対応
を軸に、もう少しかみ砕いて「街の中で、共に」「住んでよし、利用してよし、働いてよし」のスローガンに沿って事業を展開いたしました。平成30年度の活動を報告させていただきます。

 
自己点検評価から昇給区分判定へ

 平成29年度に給与改定を決定し、平成304月より新しい俸給での給与の支払いを始めました。限られた予算を考えると法人としては大きなチャレンジでありましたが、職員の働く意欲を盛り立てるためにも必要なことであったと思います。平成30年度はそれに加え、自己点検評価表を利用し達成度に応じ次年度の昇給区分を決めていくことを始めました。年度当初に自己の目標を立て、中間期と年度末に振り返りながら達成度を評価していきます。頑張っている職員は管理職から推薦を受け、昇給判定会議にてワンランク上の昇給が決定される仕組みです。


就業規定の見直し

 働き方改革が叫ばれ、職員の働く環境の整備に取り組みました。休暇を付与する基準日を41日に統一し、4月入職の職員がすぐに有給休暇を使えるようになりました。子育てや介護に奮闘する職員を応援し、半休を取らないまでも私用をこなせるよう5日を限度にして時間休で休暇を取得できるようにしました。夏季休暇も7日間に据え置きました。この作業には事務局がたたき台を施設長会議に提示し、修正を加えた後、全職員から意見を聞き、決定していくという時間と手間がかかる手続きが必要でしたが325日に労基署に届け出を完了しました。


自己決定を支える

 グループホームでは南区唐沢地区のサロン「花もよう」を利用して居場所事業が定着してきました。

「どんなグループホームに住みたいか」をテーマに7つのホームが集まり、入居者が描く暮らし方や高齢になってもグループホームに住み続けたいのか等の気持ちを語る機会を得ました。また11人はこの世に存在する価値があることを意識して旗に何らかの形で自分を表現する作業もしました。40名以上いる入居者の中には大勢の支えと見守りを必要とするアルコール依存症の方もいらっしゃいます。その方々が「今日1日」を自分の言葉で語り、次の花もようでの再会を約束する場にもなってきました。この集まりには地域の方も参加して下さり、顔の見える関係性が地域で芽生えています。


作業所は「利用してよし、働いてよし」の場

 働く喜びを提供できるのが作業所の強みです。利用者の生活支援と同時に様々な種類の作業を途切れなく提供していく事業の運営に職員は忙しくしています。通所者の増減の過渡期を迎えているサザン・ワークはどんな利用者をも温かく迎えるサザンらしさで安定した収入を確保しつつあります。Y校や睦町ケアプラとのコラボ事業、ギッフェリは地元中学校の職業体験にパン屋で働いてもらう等共に地域とつながりつつ、障害者の理解の場を提供しています。居場所の役割があるほっとスペース関内では11食は手作りの食事を食べてほしい気持ちで食堂を運営しています。自主製品の売上が増え、居場所ながら工賃0円のメンバーはいません。3事業所ともメンバーにとって「利用してよし」「働いてよし」の場になっています。自分の意志で自ら通所し、そこに居場所や役割がある事を良しと考えます。


生活支援センター平準化モデル事業

 A型、B型センター平準化のモデル事業に南区生活支援センターが選ばれました。休館日を2日から1日に、利用時間も従来の6時間より8時間に変更しました。職員はシフト勤務となり情報の共有化等心配された課題も順調にこなし、今年度7月からの全館足並みをそろえた運営の先駆けとなりました。栄区生活支援センターは基幹センターや行政との連携を強めながら、事業としては365日の開館から週1日の休館日をえるようになりますが、その分職員のシフトが充実しアウトリーチにも対応しやすくなる準備を進めています。


自己研鑽・資格取得

 法人研修会は年間11回、平均参加者は約30名となっています。そのテーマは「精神科医療と対人援助」「生活習慣病予防のための食生活」「寿地区の歴史」等多岐にわたりました。居宅介護を担うやすらぎは特定事業所でもありヘルパー向け研修の充実を図り、独自の自己点検評価を取り入れました。

平成30年度は精神保健福祉士に2名、社会福祉士に1名が合格し、サービス管理責任者に2名、相談専門支援員(初任者、現任者)に5名、精神保健福祉士実習指導者に3名が講習を受講しました。


安定した人材確保

 福祉職人材不足はあちこちで聞く話ですが、恵友会でも特にグループホームの非常勤職員の確保に苦慮しています。年度途中では常勤職員が1名退職しましたが、非常勤職員からの昇格をもってすぐに補充をすることができました。

  
  昨年度を振り返り、良かったこと、改めるべきことを真摯に受けとめ、やり残したことを整理し、今年度に生かしていきたいと思います。

  今年度はまず5月にパイオニアハイツBの仮移転、11月に新しいグループホームへの引越があります。これを機会に入居者の高齢化対策がより具体的に考えられればと思っております。また自分がどのように生きていきたいのかを共に考え、選択していただける支援を目指します。

 法人組織として整ってきた恵友会ですが、定年を迎える管理職が多く、次を担う人材の育成は急務となっています。質の高い安定したサービスの提供のためにもキャリアアップの仕組みを整えていきたいと思います。皆様におかれましては厳しい目で恵友会をみていただき、ご指導いただけることをお願い申し上げます。

 

         平成314

                                           理事長  坂口 育子

 

 


 
 恵友会は、こころを病む人々と共に安全に安心して暮らせる社会づくりを目指します
 
 多様な福祉サービスが、その利用者の意向を尊重して、総合的に提供されるよう創意工夫することによ  り利用者が個人の尊厳を保持しつつ、自立した生活を地域社会において営むことができるよう支援する ことを目的としています。
 

 1.高い倫理観、連携・一体感を持って利用者が安全・安心して利用でき、信頼できる運営を目指します

 2.利用者の希望や考えを尊重し、自立へのきっかけを提供します

 3.質の高いサービスの提供に向けて研鑽します

 4.精神障害者の地域生活に必要な新たなニーズへの先駆的対応を図り、地域保健福祉の拠点としての
   役割を担います

 

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